must思考とwant思考のつづき
基本的に、小中高の12年間、日本の学校で教育を受けた人はmust思考の傾向が強い人が多いような気がしています。「優等生」だった人はとくにです。テストはすべて正解が決まっていて、全部正しい答えを書いて満点。間違うごとに「減点」です。校則も、服装や髪の長さ、学校によっては靴下の色まで決められていて、その決まりごとと違うことをすると「減点」。決められたことを決められた通りに正しくおこなった人が「優秀な人」となります。この環境で成長期を過ごします。なので、素直で真面目な人ほど「決められた正しいこと」「〜〜しなければならないこと(いわゆるmustなこと)」をその通りにするのが「褒められること」であり、同時に「当たり前のこと」なのです。(※あくまで私個人の見解です。)
なんか、「減点」=「間違いを指摘されること」を恐れてる人、多いすよね。
「減点になるようなことをした人」=「間違いをした人/ルール違反をした人」を責める人、多いすよね。
「減点対象の自分」=「想定外の状況にある自分」に厳しい人、自己嫌悪に陥る人多いすよね。
最近、人と話してても、テレビをみていても、ネットやSNSをみていても、強く感じます。みんな「減点」に目を光らせすぎじゃない?「正解じゃないといけない」「こうしないといけない」に縛られすぎてない?と感じるのです。「must思考/〜〜をしなければいけない」に縛られてる人多いです。
私はこれを「must思考の呪縛」と呼んでいます。
私は、この「must思考の呪縛」の存在に気づき、意識するようになってから、肩が軽くなったような気がします。物事を考えるときの「アイデアの幅」も広がったように感じます。「あれ?なんか、考えが縛られてるかも」と意識するようにしただけです。
どうしても「考える内容」に目がいきがちですが、「考え方(思考法)」を見直してみると、新しい発見があったり、突破口が見つかるかもしれません。(以前のメルマガに書いた、「常識を疑う」という考えにも通じることだと思います)
文章が長く、そして内容がお堅くなってしまいました。すいません。しかもまとまりきっているのかどうか・・・
なにか、もし、漠然とした息苦しさを感じてる人の、気持ちが少しでも楽になれば幸いです。
あ、「must思考はダメだ」ということではなく、「must思考に縛られすぎるとしんどいよ」という話です。念のため。
それでは、今回はこのへんで。
次回は、12月28日の予定です。ケセラセラ〜♪